社会的孤立や生活困窮の問題が深刻化している中,社会福祉協議会と民生委員・児童委員との連携強化がこれまで以上に重要となっています。
今年度,初めて社協・民協合同研修会という位置づけで開催が実現し,今後のより一層の連携強化が期待できます。
シンポジウムでは,実践報告をもとに,地域福祉を推進するにあたり,車の両輪である社会福祉協議会と民生委員との連携による活動のさらなる発展について考えました。

日 時:平成26年6月30日(月)
場 所:みやこめっせ1階 展示場
参加者:495人
内 容
【テーマ】
地域の絆づくりの充実にむけて
-社協と民生児童委員との連携についてー
【実践報告】
①「子育てサロンにおける民生児童委員との連携」
左京区・吉田学区社会福祉協議会
②「健康すこやか学級・居場所づくりにおける社協との連携」
伏見区・春日野学区民生児童委員協議会
③「生活福祉資金貸付事業における社協と民生児童委員との連携」
山科区社会福祉協議会
【コーディネーター】
志藤 修史 氏
(大谷大学文学部社会学科教授/
京都市社会福祉審議会地域福祉専門分科会会長職務代理)
本研修会は全委員を対象に,京都市主催の「厚生労働大臣特別表彰伝達式」に引き続き,「民生委員・児童委員及び主任児童委員全体研修会」を京都市との共催により開催しました。
日 時 平成26年6月10日(火)
場 所 みやこめっせ第3展示場B面
参加者 944人
内 容
【テーマ】社会的孤立を防ぐために
~「京(みやこ)・地域福祉推進指針2014」から~
【講 師】大谷大学文学部社会学科教授 志藤 修史氏
概 要
近年話題の「社会的孤立」・・・自らSOSを出せないがために支援に結びつかない,あるいは支援を自らの意思で受けない,といった困難な状態に陥っている方がおられます。
高齢者でいうと,「人の支援は受けない」といった問題,子育てでいうと,地域との関わりの薄い共同住宅などで育児不安の中で孤立してしまっている親子などが具体的にあげられます。このような方々への支援について,どのように考えていけばよいか,こうした問題に今後具体的に対応していくことに触れている京都市の「京・地域福祉推進指針2014」を参考にしながら,地域でアプローチのできている事例等が紹介されました。
本研修会は平成25年12月1日の民生委員・児童委員及び主任児童委員一斉改選を終え,初めて委嘱された新任委員を対象に実施いたしました。
民生委員活動に関する理解を深め,誰もが住み慣れた地域や家庭で安心して暮らすことができる「福祉のまちづくり」をめざし,多様化する地域住民の福祉ニーズに対応できるよう参加者の研鑚を図ることを目的として開催しました。
日 時 平成26年3月11日(火)
場 所 シルクホール
出席者 372名
内 容
【テーマ】地域の“灯台”となろう!
~民生委員・児童委員,主任児童委員に求められる絆の強さ~
【講 師】泉恵造研修企画工房代表社員 泉 恵造氏
概 要 
民生委員制度や地域社会の現状及び課題について理解を深めるとともに,新しく就任された民生委員・児童委員及び主任児童委員の皆様一人ひとりの可能性を広げ,民生委員同士の互いのつながりを強めながら,今後の道のりを邁進していく糧を見つけていただけるような内容を講義いただきました。
また,アンケートでは,多くの方から肯定的なご意見をいただきました。

