民生委員・児童委員活動の7つのはたらき
1 社会調査のはたらき
担当区域内の住民の実態や福祉需要を日常的に把握します。
2 相談のはたらき
地域住民が抱える問題について,相手の立場に立ち,親身になって相談にのります。
3 情報提供のはたらき
社会福祉の制度やサービスについて,その内容や情報を住民に的確に提供します。
4 連絡通報のはたらき
住民が,個々の福祉需要に応じた福祉サービスが得られるよう,関係行政機関,施設,団体等に連絡し,必要な対応を促すパイプの役割をつとめます。
5 調整のはたらき
住民の福祉需要に対応し,適切なサービスの提供が図られるように支援します。
6 生活支援のはたらき
住民の求める生活支援活動を自ら行い,支援体制をつくっていきます。
7 意見具申のはたらき
活動を通じて得た問題点や改善策についてとりまとめ,必要に応じて民児協をとおして関係機関などに意見を提起します。
基本姿勢
- 社会奉仕の精神
社会奉仕の精神をもって,社会福祉の増進に努めています。
- 基本的人権の尊重
その活動を行うにあたって,個人の人格を尊重し,その身上に関する秘密を守ります。
人権,信条,性別,社会的身分または門地による差別的,優先的な取り扱いはしません。
- 政党・政治的目的への地位利用の禁止
職務上の地位を政党または政治的目的のために利用しません。
基本的性格
- 自主性
常に住民の立場にたち,地域のボランティアとして自発的・主体的な活動を行います。
- 奉仕性
誠意をもち,地域住民との連帯感をもって,謙虚に,無報酬で活動を行うとともに,関係行政機関の業務に協力します。
- 地域性
一定の地域社会(担当区域)を基盤として,適切な活動を行います。
活動の原則
- 住民性の原則
自らも地域住民の一員として,住民に最も身近なところで,住民の立場にたった活動を行います。
- 継続性の原則
福祉課題の解決は時間をかけて行うことが必要です。地域を担当する民生委員・児童委員の交代があった場合でも,前任者の活動は必ず引き継がれ,継続した対応を行います。
- 包括・総合性の原則
個々の福祉課題の解決を図ったり,地域社会全体の課題に対応していくために,その課題について,包括的,総合的な視点にたった活動を行います。